最近、従業員様の健康増進や福利厚生の一環として、倉庫やオフィス内にジムスペースを新設される企業様が増えています。 しかし、空間の用途が変わると、それに伴い消防法上の設備基準も変わる場合があります。
今回は、倉庫内に新しく設けられた従業員専用ジムの安全確保のため、火災感知器の追加設置工事を行った事例をご紹介します。
🚨 用途変更による感知器設置の義務
既存の倉庫は、通常、保管物の種類や空間の広さに応じて火災感知器が設置されています。 しかし、倉庫の一角を**「トレーニングジム」という人が常時利用する空間**(特殊な用途)に変えると、そのエリアは消防法に基づき、改めて適切な感知器を設置する義務が生じます。
今回の工事は、この新しい用途であるジムスペースを、火災発生時に確実に検知できる安全な環境にするために行いました。
🛠️ 工事の要点:新しい環境に合わせた確実な設置
1. 感知器の選定と設置場所の決定 ジムスペースの天井高や面積、利用環境を考慮し、熱感知器や煙感知器の中から最も適した機種を選定しました。 既存の火災報知設備(P型やR型など)のシステムに正確に連動させるため、既存の配線ルートを調査し、新設するジムスペースへの配線ルートを設計しました。
2. 既存システムへの連動と動作試験 新しい感知器は、ただ設置するだけでなく、既存の火災受信機に確実に連動させる必要があります。 配線工事後、接続が正しく行われているかをチェックし、受信機側でジムエリアの警戒区域設定を行いました。
最後に、実際に感知器を作動させて警報が鳴るか、受信機に表示が出るかなど、厳格な動作試験を実施し、システム全体が正常に機能することを確認しました。
✅ 従業員の安全と企業のコンプライアンスのために
従業員専用ジムの新設は素晴らしい取り組みですが、そこで働く人々の安全は最優先です。 今回の工事により、ジムスペースが消防法上の安全基準を満たし、万が一の際にも速やかに火災を検知し、避難行動に繋げられる体制が整いました。
倉庫やオフィス内の一部を用途変更される際は、火災報知設備や避難誘導設備の変更が必要になることが多々あります。
十島電工
住所:愛知県一宮市多加木1-11-12
電話番号:050-3186-4594
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